機械設計技術者試験の科目の一つである、
応用・総合の中の、
エアシリンダについての、
オリジナル勉強資料を公開いたします。
機械設計技術者試験合格を目指される方の
お役に立てればと思っております。
機械設計技術者試験 3級
の受験を目指されている方は、
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機械設計技術者試験 (3級) はこちら。
オリジナル勉強資料
スマホ閲覧用資料
エアシリンダ
次の文章は、空気圧を使用するに
あたっての注意事項を述べたものである。
空欄に適切な語句を下記から選択せよ。
(空欄部は太字・赤太字と仮定します。)
空気圧回路では、圧力によって空気の体積が
変化するため、シリンダの速度を正確に制御
することは難しい。
通常、排気を絞ることにより速度制御を行う
が、この方式をメーターアウト回路という。
参照:SMC株式会社 WEBカタログ より
速度制御弁はなるべくシリンダの近くに設置
し、組立後の調整では全閉した状態から徐々
に最適の状態に調整する。
調整後は調整ねじを固定するようにする。
一般的には微速度(50[mm/s]以下)で制御する
のは難しく、特にシリンダ内径が細くなるほ
ど難しい。
参照:SMC株式会社 WEBカタログ より
空気圧回路の設計では、停電、あるいは非常
停止ボタンが押された時の対策に注意する必
要がある。
空気の圧縮性のため、シリンダを急に停止さ
せるのは難しいので、人身に被害が及ぶ可能
性がある場合には、その対策が優先される。
また圧力を抜くと落下したり戻ってしまうた
めに、装置が停止しても空気圧が生きていな
ければいけないシリンダや、停止したら圧力
を抜くシリンダなどがあり、それぞれ対策が
必要である。
また以上を処理した後、次に空気圧を供給す
る時のシリンダの飛び出し現象にも注意が必
要である。
参照:SMC株式会社 WEBカタログ より
シリンダ取付の場合には、負荷の中心軸が、
シリンダ軸芯とずれないように取り付ける。
十分な精度が確保できない時は、ロッド先端
にフローティングジョイントを設ける。
参照:SMC株式会社 WEBカタログ より
ストロークの長いシリンダの場合には、
ロッドのだれを防ぐために適当なサポート(ガ
イド)が必要な場合がある。
ロッドに横荷重がかかるのは好ましくないが
ある程度の荷重がかかるのは避けられない場
合も多い。
その場合でも横荷重は最大推力の1/20以下に
抑える。
参照:SMC株式会社 WEBカタログ より
パソコン閲覧用資料(印刷用)
エアシリンダ
私が過去に受験勉強した資料で
不足たくさんあると思います。
そこはご容赦いただければと。
それと、クセ字もすみません。
クセが強すぎて一部の同僚には
「シマ字」と言われてました。
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記事内キーワード
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・ロッドのだれ
・横荷重
注意事項・お知らせ
著作権について
日本機械設計工業会様に著作権などの点で
ご相談させていただいた結果、
機械設計技術者試験の過去問題をベースに、
問題内の数値等を少し変えさせていただいた
類似のオリジナルな問題にしています。
過去問題そのままを掲載はしていません。
科目名称について
科目の名称は過去と現在とで多少違いが
ございますが、内容は概ね違いありません。
私のブログ内では過去の名称のままで
記載させていただくことをご了承ください。
まとめ
機械設計技術者試験は
とても難しい試験です。
試験合格のため以外にも、
日々の設計業務のためにも、
勉強することに意味ありです。
是非とも挑戦して欲しいです。
頑張ってくださいね!
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。