【機械設計技術者試験】 普通科文系出身で1級合格した勉強資料公開! | シマブロ@機械設計
機械設計資料/ 産業機械/ 産業機械とは を新規投稿しました。 (2024.02.02)

表面硬化法

試験勉強資料

機械設計技術者試験の科目の一つである、
工業材料の中の、
表面硬化法についての、
オリジナル勉強資料を公開いたします。

機械設計技術者試験合格を目指される方の
お役に立てればと思っております。

機械設計技術者試験 3級
の受験を目指されている方は、
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機械設計技術者試験 (3級) はこちら。

オリジナル勉強資料

スマホ閲覧用資料

表面硬化法

機械に使われる部品は、粘り強い鋼で作ら
なければならないが、部品間の接触部とか
歯車などは摩耗に耐えられることも必要で
ある。
このような2つの要求にこたえる処理が、
鋼の表面硬化法である。
次の文章は鋼の表面硬化法について述べた
ものである。
それぞれの説明文に最適と思われる処理法
を下記から選択せよ。

(空欄部は太字赤太字と仮定します。)

高周波焼入れ
0.4~0.5%程度の炭素量で、焼入れによって
硬化する鋼を用い、全体を焼入れ焼き戻しし
て、粘り強い状態にしておく。

次に高周波電流を応用して表面だけ加熱して
オーステナイト状態にしてから焼入れする。

火炎焼入れ法
0.4~0.5%程度の炭素量で、焼入れによって
硬化する鋼を用い、全体を焼入れ焼き戻しし
て、粘り強い状態にしておく。

次に酸素―アセチレン炎などを使って必要な
個所の表面層だけを再びオーステナイト状態
まで熱して焼入れする。

個体浸炭法
炭素量の少ないSCMなどの強じん鋼を対象に
木炭炭酸バリウムなどの促進剤を加えた中
で加熱を行い、表面に炭素を侵入させた後、
全体を焼入れ炭素の侵入した部分だけを硬く
する。

ガス浸炭法
炭素量の少ないSCMなどの強じん鋼を、メタ
ガス
のような炭化水素系のガスで満たした
炉中で加熱し表面に炭素を有する層を作成し
その後焼入れることで表面のみ硬化させる。

ガス窒化法
少量のCr,Mo,Alなどを合金した特別な鋼を
500~520℃NH₃ガス中で、50~100h
加熱すると、NH₃ガスは鉄鋼の触媒作用によ
り分解され、その活性Nが鋼の表面に窒化層
を生成し次第に内部に拡散層を作って硬化
する。

イオン窒化法
N₂+H₂混合ガス1~10Torrの稀薄雰囲気
中に鋼部品を入れ、部品を陰極に、炉を陽極
として直流電圧を加えて放電させて窒化する
方法である。

軟窒化法
浸炭と窒化を同時に行うもので、浸炭性ガス
NH₃ガスを半々に混ぜ、露点0℃に水分を
調整し、570℃で処理する。高温ではC%が
高く
低温ではN%が高くなる。


パソコン閲覧用資料(印刷用)

表面硬化法

私が過去に受験勉強した資料で
不足たくさんあると思います。
そこはご容赦いただければと。
それと、クセ字もすみません。
クセが強すぎて一部の同僚には
シマ字」と言われてました。

関連リンク

1&2級:工業材料

表面硬化法
加工硬化
金属の腐食
ステンレス鋼
工具材料
六角ボルトの製作

科目

2級:機構学・機械要素設計
2級:材料力学
2級:機械力学
2級:流体工学
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2級:応用・総合
1級:機械総合基礎
1級:産業機械
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1&2級:環境経営&環境・安全
1&2級:工業材料
1&2級:工作法
1&2級:機械製図

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注意事項・お知らせ

著作権について

日本機械設計工業会様に著作権などの点で
ご相談させていただいた結果、
機械設計技術者試験の過去問題をベースに、
問題内の数値等を少し変えさせていただいた
類似のオリジナルな問題にしています。
過去問題そのままを掲載はしていません。

科目名称について

科目の名称は過去と現在とで多少違いが
ございますが、内容は概ね違いありません。
私のブログ内では過去の名称のまま
記載させていただくことをご了承ください。

まとめ

機械設計技術者試験は
とても難しい試験です。
試験合格のため以外にも、
日々の設計業務のためにも、
勉強することに意味ありです。
是非とも挑戦して欲しいです。
頑張ってくださいね!

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

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