【機械設計技術者試験】 普通科文系出身で1級合格した勉強資料公開! | シマブロ@機械設計
機械設計資料/ 産業機械 を新規投稿しました。 (2024.01.31)

設計効率化の推進

試験勉強資料

機械設計技術者試験の科目の一つである、
設計管理の中の、
設計効率化の推進についての、
オリジナル勉強資料を公開いたします。

機械設計技術者試験合格を目指される方の
お役に立てればと思っております。

機械設計技術者試験 3級
の受験を目指されている方は、
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オリジナル勉強資料

スマホ閲覧用資料

設計効率化の推進

設計効率化の推進に関する次の文章および
図の中の空欄に適切な語句を下記から選択
せよ。

(空欄部は太字赤太字と仮定します。)

(図中は黄色マーカーと仮定します。)

業務改善を限られた条件の中で効率的に行う
には、次の式で示される「改善効率」を考慮
して改善策の創出と評価を行う必要がある。

この改善効率の概念は、これから述べる
設計効率化推進の基本的な考え方となる。

一般に、企業における経営構造を見ると、
トップマネジメントにおいて決定された改善
諸活動と関連づけ、設計効率化の総合的推進
システムを設定し、P・D・C・A (プラン・ドゥ・
チェック・アクション) の管理サークルを廻
していくことが必要である。

設計効率化の総合的推進の必要性と留意点に
ついて説明したが、設計効率化の総合的推進
システムを図1に示し、その流れに従ってそ
の概要を説明する。

図1:設計効率化の総合的推進システム

(01)経営計画と部門計画の連携

経営計画に基づいて設計部門計画が立てられ
その中の設計部門改善計画により効率化が推
進される。この時、経営計画関連部門計画
と連携して効率的に行えるものであることが
必要である。

(02)現状の点検・改善点の摘出・改善案の創出

この段階においては、必要により分析的手法
(ワークサンプリングなど)により改善点を摘
出し改善する方法、または目的追及的手法
(ワークデザインなど)により改善する方法を
用いる。
この二つの手法を改善の対象に対して適切に
利用することにより能率よく改善を行うこと
ができる。
また、問題解決・改善案創出の手法として、
ブーンストーミングKJ法などが用いられる
ことがある。

(03)改善計画の検討・実施の決定

この段階では、効果と改善のための注入資源
との関係(改善効率)の分析や、投資効率計算
などの意思決定支援手法により、改善案を評
価・検討し、実施の可否と、実施の場合の
優先順位を決定し、これを実施計画(案)
する。
なお、検討された実施計画(案)の内、必要な
ものは、設計部門計画経営計画フィード
バック
して、総合的に検討の上、実施計画
決定する。

(04)改善の実施

実施計画に基づき実施の段階に入る。
ここでは実施の手配を行い、個々の改善策に
ついての品質コスト日程の管理を行い、
計画に沿って改善を実施する。

(05)改善結果の評価とフィードバック

改善策の実施後は、改善の効果と改善のため
の注入資源などをできるだけ定量的に把握し
て、個々の実施の改善実施の結果を検討・評
価し、これを報告するとともに、次の効率化
活動の資源としてフィードバックしていく。

以上、設計効率化推進の手順についてその概
要を述べた。それぞれの設計部門に適合した
方法によって、「総合的・積極的な推進」を
行うことによって、大きな改善効果を得るこ
とができる。


パソコン閲覧用資料(印刷用)

設計効率化の推進

私が過去に受験勉強した資料で
不足たくさんあると思います。
そこはご容赦いただければと。
それと、クセ字もすみません。
クセが強すぎて一部の同僚には
シマ字」と言われてました。

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日本機械設計工業会様に著作権などの点で
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過去問題そのままを掲載はしていません。

科目名称について

科目の名称は過去と現在とで多少違いが
ございますが、内容は概ね違いありません。
私のブログ内では過去の名称のまま
記載させていただくことをご了承ください。

まとめ

機械設計技術者試験は
とても難しい試験です。
試験合格のため以外にも、
日々の設計業務のためにも、
勉強することに意味ありです。
是非とも挑戦して欲しいです。
頑張ってくださいね!

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

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