【機械設計技術者試験】 普通科文系出身で1級合格した勉強資料公開! | シマブロ@機械設計
機械設計資料/ 産業機械/ 産業機械とは を新規投稿しました。 (2024.02.02)

ステンレス鋼

試験勉強資料

機械設計技術者試験の科目の一つである、
工業材料の中の、
ステンレス鋼についての、
オリジナル勉強資料を公開いたします。

機械設計技術者試験合格を目指される方の
お役に立てればと思っております。

機械設計技術者試験 3級
の受験を目指されている方は、
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機械設計技術者試験 (3級) はこちら。

オリジナル勉強資料

スマホ閲覧用資料

ステンレス鋼

鉄鋼は有用な金属材料であるが、
錆びやすいのが大きな欠点である。
そこで耐食性のあるステンレス鋼
関する以下の設問に答えよ。

①ステンレス鋼の分類

ステンレス鋼は、以下の
4つに大きく分類することができる。
それぞれの分類に適切な語句を下記から
選択せよ。

(空欄部は太字赤太字と仮定します。)

マルテンサイト系
ステンレス鋼
SUS403
13%Cr系
焼入れ可能なステンレス鋼
析出硬化型
ステンレス鋼
SUS630
フェライト系
ステンレス鋼
SUS430
18%Cr系
475℃ぜい性
オーステナイト系
ステンレス鋼
SUS304
18-8ステンレス鋼
加工硬化性
固溶化処理
非磁性
ステンレス鋼の分類

②オーステナイト系ステンレス鋼

次の文章は、
オーステナイト系ステンレス鋼
劣化について述べたものである。
文章中の空欄に適切な語句を下記
から選択せよ。

(空欄部は太字赤太字と仮定します。)

オーステナイト系ステンレス鋼の材質的欠点
の1つに炭化物が粒界に析出するものがあり
これによって耐食性が悪くなって、粒間腐食
を起こすようになり、さらに進めば粒間割れ
となる。

ちなみに、
粒間腐食」とは、
粒界腐食」と同じ意味で
使われることが多いです。

「粒界腐食」より広い範囲の
腐食で、結晶の中心域よりも
境界域が多く侵されて、外部
からは解らないが材質的に
破壊の域に達しているような
腐食をいいます。

18-8鋼粒間腐食
高力アルミ合金応力腐食
黄銅時間割れ
亜鉛合金選択腐食
粒間腐食の例

などがあります。

特に溶接を行う時は、溶接個所から数ミリメ
ートル離れたところ
でこの現象が起こること
がある。これを溶接衰弱という。

また、冷間加工や溶接を行い、内部応力が存
在するものを、塩化物を含む液中やアルカリ
液中で使用すると、局部的亀裂が発生し、終
いには破裂することがある。

これを応力腐食割れという。
これを起こす環境は多く、熱交換器凝縮管
などに被害が多い。

また、全面腐食ではなく鋼の表面に針でつつ
いたような局部的な深い腐食が起こり、これ
が内部に向かって異常に進行するもの
孔食
という。


パソコン閲覧用資料(印刷用)

ステンレス鋼

私が過去に受験勉強した資料で
不足たくさんあると思います。
そこはご容赦いただければと。
それと、クセ字もすみません。
クセが強すぎて一部の同僚には
シマ字」と言われてました。

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注意事項・お知らせ

著作権について

日本機械設計工業会様に著作権などの点で
ご相談させていただいた結果、
機械設計技術者試験の過去問題をベースに、
問題内の数値等を少し変えさせていただいた
類似のオリジナルな問題にしています。
過去問題そのままを掲載はしていません。

科目名称について

科目の名称は過去と現在とで多少違いが
ございますが、内容は概ね違いありません。
私のブログ内では過去の名称のまま
記載させていただくことをご了承ください。

まとめ

機械設計技術者試験は
とても難しい試験です。
試験合格のため以外にも、
日々の設計業務のためにも、
勉強することに意味ありです。
是非とも挑戦して欲しいです。
頑張ってくださいね!

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

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