【機械設計技術者試験】 普通科文系出身で1級合格した勉強資料公開! | シマブロ@機械設計
機械設計資料/ 産業機械/ 産業機械とは を新規投稿しました。 (2024.02.02)

各種用語(熱工学)

試験勉強資料

機械設計技術者試験の科目の一つである、
熱工学の中の、
各種用語(熱工学)についての、
オリジナル勉強資料を公開いたします。

機械設計技術者試験合格を目指される方の
お役に立てればと思っております。

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各種用語(熱工学)

穴埋め問題の類似問題です。
太線赤太線の部分を語句郡の
中から選択する出題内容です。
スキマ時間等で繰り返し読んで
覚えてもらえたらと思います。

次の文章は、各種用語(熱工学)について
述べたものである。
空欄に適切な語句を下記から選択せよ。

(空欄部は太字赤太字と仮定します。)

①熱と仕事に関するエネルギー保存の法則は
 熱力学の第一法則である。
 同じ系では、系の内部エネルギーと、
 外部への絶対仕事との和になることを
 表している。

②系に加えた熱量を全て仕事に変換すること
 が不可能であることを表しているのは、
 熱力学の第二法則である。

可逆断熱変化等エントロピ変化である
 とも言われる。
 それは断熱変化では dQ = 0 であり、

 になるからである。

不可逆変化におけるエントロピ変化は、

 のように表すことができる。

⑤開いた系では、
 体積と圧力の微小変化の積 VdP は、
 工業仕事である。

カルノーサイクル熱効率 η は、

 で表示される。

⑦自然界においては、熱が低温のところから
 高温のところへ移動することはない。
 しかし、エネルギーを用いて、
 熱力学サイクルを行うと可能である。

熱量 Q [KJ] =
 質量 m [kg] × 比熱 c [KJ/(kg・K)] ×
 温度変化 t(Q₁-Q₂) [K]

 = 電力 W [kw] × 時間 t [s]

 熱量 Q [kcal] =
 質量 m [kg] × 比熱 c [KJ/(kg・K)] ×
 温度変化 t(Q₁-Q₂) [K]
× 4.18 [KJ]

熱容量 C [KJ/K] =
 質量 m [kg] × 比熱 c [KJ/(kg・K)]

 物体の温度を 1 [K] 上昇させるのに
 必要な熱量

比熱 c [KJ/(kg・K)]
 = 1 [kg] の物質の温度を、
  1 [K] 上昇させるのに必要な熱量。

 = 1 [kcal]
 = 4.18 [KJ]
( 1 [kcal] の熱量に
        相当する仕事量
)
   ↑
  鉄は0.44 [KJ] なので
  温度が上がりやすい

動力 P [kw] = 1 [KJ/h]

絶対温度 T [K] = t [℃] + 273
 絶対零度 0 [K] = -273 [℃]

セルシウス温度 [℃]
= 摂氏 = セ氏温度
1気圧のもとで

氷がとける温度を 0 [℃]
水が沸騰する温度を 100 [℃]
と定めた温度

絶対温度 [K]
原子・分子の熱運動が

ほとんどなくなる温度を 0 [K]
と定めた温度

物理学では物質を構成する
分子や原子の熱運動や、
エネルギーを考えることから、
絶対温度の考え方を使う場合が
多いです。

ちなみに、
華氏 [℉] = カ氏温度
1気圧のもとで
氷がとける温度を 32 [℃]
水が沸騰する温度を 212 [℃]
と定めた温度
アメリカで一般的に使用される。
35 [℉] = 1 [℃]
F = (9/5) C + 32

も余談として。


パソコン閲覧用資料(印刷用)

各種用語(熱工学)

私が過去に受験勉強した資料で
不足たくさんあると思います。
そこはご容赦いただければと。
それと、クセ字もすみません。
クセが強すぎて一部の同僚には
シマ字」と言われてました。

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各種用語(熱工学)
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注意事項・お知らせ

著作権について

日本機械設計工業会様に著作権などの点で
ご相談させていただいた結果、
機械設計技術者試験の過去問題をベースに、
問題内の数値等を少し変えさせていただいた
類似のオリジナルな問題にしています。
過去問題そのままを掲載はしていません。

科目名称について

科目の名称は過去と現在とで多少違いが
ございますが、内容は概ね違いありません。
私のブログ内では過去の名称のまま
記載させていただくことをご了承ください。

まとめ

機械設計技術者試験は
とても難しい試験です。
試験合格のため以外にも、
日々の設計業務のためにも、
勉強することに意味ありです。
是非とも挑戦して欲しいです。
頑張ってくださいね!

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

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