機械設計技術者試験の科目の一つである、
設計管理の中の、
設計業務とCADについての、
オリジナル勉強資料を公開いたします。
機械設計技術者試験合格を目指される方の
お役に立てればと思っております。
機械設計技術者試験 3級
の受験を目指されている方は、
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オリジナル勉強資料
スマホ閲覧用資料
設計業務とCAD
穴埋め問題の類似問題です。
太線・赤太線の部分を語句郡の
中から選択する出題内容です。
スキマ時間等で繰り返し読んで
覚えてもらえたらと思います。
設計業務とCADに関する次の文章と図の
空欄を埋める適切な語句を下記から選択
せよ。
(空欄部は太字・赤太字と仮定します。)
CADは設計業務の効率化のツールであり、
もう少し詳しく設計業務を眺める。
設計者は客先の要求仕様に対して過去に手掛
けた経験や事例を参照にしながら、自身の頭
の中にイメージを描き、これを概念図として
表す。これが概念設計の段階である。
次の段階で基本設計が行われ、これに基づい
て細部に渡る検討が詳細設計で実行される。
材料や構造体の強度などの技術計算や解析も
実施される。
詳細設計の結果は製図という作業により図面
や仕様書の形で顕在化され、以降の製造部門
での情報伝達の手段として使われていく。
設計の一連の業務内容を見ると、設計者のク
リエイティブな思考に頼る業務と、定形的で
機械的に実施できる業務が混在していること
がわかる。
上流に近い設計業務ほど人間の創造性が要求
される部分が多く、下流になるほど定形的業
務が増えることもわかる。
定形的業務ほど処理手順や論理が明確である
ことから、コンピュータによる自動化は図り
やすいが創造的業務に関してはAI(人工知能)
化が進んでも、まだまだ人間中心でコンピュ
ータに取って代わられる状況にない。
そこで設計にコンピュータを持ち込み自動化
を図る時には、設計者とコンピュータが補完
しあいながら作業を進めることが必要となる
わけである。
コンピュータに計算を行わせるやり方とは
相当異なり、これがMITが掲げた、「コンピ
ュータと人間が、図形というインターフェイ
スを介して、会話的に作業を進める。」
という意味であり、設計においては人間であ
る設計者があくまでも主役で、コンピュータ
はこれを支援する役割であることも忘れては
ならない。
最も早くからCADが活用されたのは、上述の
理由から設計業務の下流である図面作成の部
分であり、ここは2次元CADで十分だった
わけである。
この後、さらにに上流の業務に向けてシステ
ム化が図られていったとき、drawingでなく
真に機械設計に活用することを考えると、
2次元では不足で3次元CADが必要となり、
さらにクリエイティブな業務を対象にした時
には、AI等を活用したインテリジェントな3次
元CADが不可欠となり、今日の状況に至って
いるわけである。
パソコン閲覧用資料(印刷用)
設計業務とCAD
私が過去に受験勉強した資料で
不足たくさんあると思います。
そこはご容赦いただければと。
それと、クセ字もすみません。
クセが強すぎて一部の同僚には
「シマ字」と言われてました。
関連リンク
1級:設計管理
・計者の時間生産性
・設計効率化の推進
・設計に関する一般的知識
・3D-CAD/Virtual Prototyping
・Concurrent engineering
・PDM(製品情報管理)
・リサイクル設計の流れ
・CAD-systemでの処理プロセス
・設計業務とCAD
・CAD/CAMの概念
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注意事項・お知らせ
著作権について
日本機械設計工業会様に著作権などの点で
ご相談させていただいた結果、
機械設計技術者試験の過去問題をベースに、
問題内の数値等を少し変えさせていただいた
類似のオリジナルな問題にしています。
過去問題そのままを掲載はしていません。
科目名称について
科目の名称は過去と現在とで多少違いが
ございますが、内容は概ね違いありません。
私のブログ内では過去の名称のままで
記載させていただくことをご了承ください。
まとめ
機械設計技術者試験は
とても難しい試験です。
試験合格のため以外にも、
日々の設計業務のためにも、
勉強することに意味ありです。
是非とも挑戦して欲しいです。
頑張ってくださいね!
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。