機械設計をする上で知っておくべき知識・
情報・ノウハウは非常に幅広く高度です。
機械設計歴32年の私ことシマが若年設計者の
教育・指導用に作成して配布してきた資料を
公開していきます。自習・教育・指導などの
お役に立てれば嬉しいです。
関連リンク
・産業機械
・機械製図
・工業材料
・加工
・熱処理
・表面処理
・機械要素
・購入品
・設計計算
・機構
・ユニット事例
・組立調整
・制御
機械設計 参考書・書籍
参考書・書籍・機械設計製図便覧など、
基礎知識習得に必要な情報はたくさんあり、
どれも大切な情報に違いはありません。
しかしながら情報量が膨大で高度なため、
初心者から一人前の設計者になるまでは、
相応の時間を要するのが現実です。
昔は設計者の机の上には必ず、
- 機械設計製図便覧
- 「ミスミ」のカタログ
- 「SMC」のカタログ
- 「NTN」のカタログ
- 「THK」のカタログ
- 「イマオ」のカタログ
- 「ナベヤ」のカタログ
- 自作の資料集
- 材力の参考書
- などなど、
B6版の書籍・カタログなどが、
ずらりと並んでいるものでした。
今はカタログはほとんど電子化されており、
机の上には何も並んでいないのが、
おじさんとしては少し寂しい気がします。
機械設計 資料
初心者・若年者の方々に少しでも早く
一人前の設計者になってもらうためには、
ベテラン・経験者が重要なポイントなどを
かいつまんで教えてあげることが大切です。
吸収した知識・情報が実務ですぐに役立つ、
そんな成功体験的なことを実感してもらう
ことでモチベーションも高まり、
知識・情報習得意欲も高まると思います。
- 機械設計での製図
- 機械設計での要素
- 機械設計での材料
- 機械設計での加工
- 機械設計での処理
- 機械設計での購入品
- 機械設計での組立
- 機械設計での電気
- 機械設計での制御
- などなど、、、
それぞれの分野は幅広く奥深いのですが、
最低限知っておいてもらいたいことなど、
ベテランの経験値から抜粋してあげて、
ポイントを絞って教えてあげることが、
先輩・上司・ベテランとしの
役割りの一つだと思います。
私自身が若年者育成用に作成した資料を、
今後このカテゴリーで準備でき次第、
順次公開していきますので、
しばらくお待ちくださいね。
機械設計 初心者の育成
ベテラン設計者が抜粋した資料、
当然それだけでは足りないのですが、
面白いと感じてもらうことが重要で、
先々自分自身での機械設計に対する知識や
情報の吸収に意欲的になってもらうことが
早く一人前の設計者を育成することに
つながると思います。
- 機械設計の基礎知識
- 機械設計の必要な知識
- 機械設計の必要なスキル
- 機械設計の必要な資格
- 機械設計のノウハウ
- 機械設計の重要なこと
- などなど、、、
興味を持って積極的に吸収することが
身に付いてくると、次へ、さらに次へと、
自主的に行動できるようになります。
高度で幅広く奥の深い設計業務には、
そのような行動のできる人財が不可欠です。
機械設計エンジニアの今後
私がこの機械設計の業界に飛び込んだ
1990年(平成2年)頃はまだまだ昭和的で、
「職人気質」
「技は盗んで覚えるもの」
「先人の背中をみて育つもの」
みたいな世界観でそれが当たり前でした。
必要最低限の情報はありましたし、
先輩や上司に教えを乞えば、
教えていただくこともできましたが、
なかなか難しい空気感ではありました。
だからこそ成長できた部分は当然あります。
とはいえ、、、
今は時代も流れ環境も
変わってきています。
昔はドラフターに向かって
手書きで設計して
納品も図面を丸めて
図面ケースにいれて、
電車やバスを乗り継いで
客先設計担当者に
持参して納品していました。
ちなみに昔は
図面ケースのことを、
「ツツッポ」と
呼んでいました。
今や設計作業は2D-CADから3D-CADが
当たり前の環境に変化してきており、
納品もCADデータをメールで送信するか、
ストレージサービスにデータを入れて完了。
求められる設計スピードも納期も、
圧倒的に短縮されてきています。
しかも設計技術は日々高度化しています。
さらに理系離れが進んできており、
機械設計の仕事を選択してくれる若者も、
年々少なくなってきている状況です。
そもそも若者の数自体が減少しています。
AIの普及などもあり、
今後はトレースや製図作業など簡単な作業は
機械的に処理されていく可能性があり、
高度で幅広い知識の応用を必要とする
設計業務や開発業務ができる人財こそが、
必要とされていくことでしょう。
せっかく入社してくれた数少ない若者に、
一日でも早く一人前の設計者に育って欲しい
というのは紛れもない切実な願いです。
まとめ
これから私の資料を公開することで、
機械設計業界の方々に少しでも役に立てれば
今まで機械設計に携わってきた者として、
嬉しく思います。
自己流で過不足だらけかもしれませんが、
参考程度にでもご活用いただけることを、
心より願っております。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。